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悲劇はなぜ起こる?高齢ドライバーに対して考えたいこととは

高齢ドライバーによる交通事故のニュースが報道される度に「なんでこんなおじぃちゃん(おばぁちゃん)が運転しているの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。


しかし、交通機関が充実していない田舎などに住んでいる高齢者の場合、いやでも運転をしなければ生活していけないという現実があるのも事実。


「〇歳以上になったら免許返納しろよ!」と思う人もいるでしょうが、そう簡単な問題でもないのです。さらに自分の運転に自信があり、高齢ドライバーという自覚がない人ほど事故を起こす傾向にあるのも深刻な問題といえるでしょう。


社会問題にもなっている高齢ドライバー問題ですが、果たしてどんな対策をすれば痛ましい事故を減らすことができるか…。ここでは高齢者ドライバーに対する事故予防策や対策法について考えていきたいと思います。

高齢ドライバーに対する対策について一気にご紹介!

正直、まだいける!!っって自分を過信し過ぎ!自動運転出来るようになるまで自粛して欲しい、怖すぎる…知恵がある大きな子供は説得も応じないし。ただ、地方だと移動手段がない…自治体も工夫して欲しいなぁ…(30代/女性)

免許取得できる年齢は決まっているのに、返納の年齢が決まっていないのはおかしいと思う。田舎とかは車ないと不便なのわかるけど、この年齢になったら免許は返納する、って感じで義務にしたらいいと思う。(20代/主婦/女性)

高齢者ドライバーには、踏み間違い防止機能付きでないと車には、乗れないようにする。高齢者講習ではなく、ある70歳以上は、免許を取り直すにすればいい。(40代/自営業/男性)

福祉タクシーを無料で利用できるなどの代替策をすればいいかなと思う(20代/男性)

免許を取れるのは18歳から。17歳では取れません。ならば、高齢者による事故が相次いでいて怖いので上限も設けるべきだと思う。75歳からの後期高齢者は基本は運転できない。ただし、田舎等の場合役所に申し出ると安全ブレーキ装置のついた車になら乗れるとかそういう対策が必要。(20代/専業主婦)

最も多かったのが、免許が取得できる年齢が定められているように、返納の年齢も決めるべきという意見でした。たしかに、国が厳しくいわなければ「自分は大丈夫」といつまでも返納しない高齢者も出てくるでしょう。


あとは、返納を呼びかけるのであれば、車を運転できなくなる代わりの何かを(福祉タクシーなど)を提供することも考えなければいけませんね。実際に車が無くなることで困る人はたくさんいるでしょうし、その点もしっかりサポートしてほしいところです。


サポートといえば、東京都は2019年4月に起こった池袋で母子2人が亡くなった事故を受けて、ブレーキとアクセルの踏み間違えを防ぐ装置の費用を9割負担することを決定しました。


やっと高齢ドライバーの事故対策に向けて動き出したように思えますが、このように国が率先して様々な対策を取ることで少しでも痛ましい事故が減ることを祈ります。